読み始めたらハマるだろうことが分かっていて、敢えてまだ手を出していない作品がいくつかある。

そのうちのひとつを最近読み始めた。

西島大介氏の『ディエンビエンフー』。
小説『陽だまりの彼女』の表紙イラストが記憶に新しい。

ベトナム戦争を題材にした作品で、主人公は日系人のカメラマン。

自分は一時、戦場カメラマンに興味を持って、彼らの著作を読み漁ったことがある。そういう縁があって本作を読み始めた。

本作はあくまでもフィクション。だが、ベトナム戦争を知るには良い作品だと思う。西島氏の描くキャラクターは味があって良い。

1日一冊ずつ買って読んでいくつもりが、ハマりすぎてまとめ買いしてきてしまった。


少しネタバレも含みつつ。
作中に先日某新聞にも掲載された「殺すな」という意見広告がある。

ニュースで知って、「朝日新聞、センスねぇなー。」と思った。作品の登場人物の一人で、旧日本兵のヤスクニなる人物が作中で当時の広告に対して、「知識人の悪ふざけ」と一刀両断するが、自分も同感だ。

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