どうでもいいことをまだ覚えている
2017年1月21日 恋愛昔、憧れていて、でも気にも留めてもらえなかった先輩がいる。
その先輩の誕生日を未だに覚えている。もう会わなくなって20年以上になるというのに。
今、どうしているかは知らない。偶然、彼女の妹が僕の教え子だったことがあるから、聞こうと思えば近況を知ることができたかも知れない。
けれど。
風の噂には聞いていた。「それ」を現実として受け止められなかっただろうと思うし、今でもそうだ。
「彼女が選んだ相手は僕じゃなかった」
この事実に、敗北感でいっぱいになって一時期、何も手につかなくなったほどだった。
そして僕は、故郷から逃げた…。万に一つでも、彼女の姿を目にしたくなかったから。
その先輩の誕生日を未だに覚えている。もう会わなくなって20年以上になるというのに。
今、どうしているかは知らない。偶然、彼女の妹が僕の教え子だったことがあるから、聞こうと思えば近況を知ることができたかも知れない。
けれど。
風の噂には聞いていた。「それ」を現実として受け止められなかっただろうと思うし、今でもそうだ。
「彼女が選んだ相手は僕じゃなかった」
この事実に、敗北感でいっぱいになって一時期、何も手につかなくなったほどだった。
そして僕は、故郷から逃げた…。万に一つでも、彼女の姿を目にしたくなかったから。
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